凸凹らいふ

文部科学省の科学研究費助成事業、新学術領域研究（研究領域提案型）の一テーマである
『植物細胞壁の情報処理システム』では、イベントやホームページ等による広報活動が
精力的に行なわれています。
http://www.plantcellwall.jp/#/basic （一般者向け表示）
http://www.plantcellwall.jp/#/pro （研究者向け表示）

こうした研究プロジェクトの成果については、
日頃、その一端をニュース等で知って「へぇ〜！」と感嘆したりするものの
その内容を詳しく知り、仕組みを理解できるような機会がなかなかありません。
なにしろ、それらは世界最先端の新知見であり高度な新技術ですから
基礎を学んだ人にとっても、そう簡単に理解できる内容ばかりではありません。

研究者や学生の方々はもちろんのこと、企業や一般の方々に対しても
研究プロジェクトの意義・我々の生活との関わり・地球環境への貢献などを
分かりやすく、かつ楽しみながら知っていただく機会はとても大切です。

さて、今回はそうした広報にまつわるイラストをいくつか担当させていただきました。


一般者向けページの『研究内容』下部にあるバイオマスの模式図
http://www.plantcellwall.jp/outline/#/basic


『組織＆メンバー』の各先生方の研究紹介イラスト
http://www.plantcellwall.jp/member/#/basic

このプロジェクトでは、出張授業やイベント・展示の募集も行なわれています。
興味のある方は、是非一度問い合わせてみられてはいかが？

実は、某ウェルカムボードのお仕事を頂いた時
最初に描いていたのがこの絵でした。
さすがにウェルカムボード向きではないので、描き直しましたが…
でも、個人的にはこの絵も気に入っているので
今でも時々手を入れて、完成を待っているところです。




むかーし昔に描いたものを発掘して、イラストサイトの自主制作ページに貼ってましたが
あのページをご覧になる方も少なそうなので、こちらへ移動させました。

セキララかがくで毎度おなじみ、『現代化学』の東京化学同人から
野島 博先生（大阪大学 微生物病研究所）の『遺伝子工学 -基礎から応用まで-』が
本日発売されました。
http://www.tkd-pbl.com/book/b110853.html

既刊「遺伝子工学の基礎」「ゲノム工学の基礎」の延長となる一冊だそうで、
文字通り、私が学生時代に習った初歩の初歩から最新の話題まで
みっちり詰まった遺伝子工学の教科書です。

　　

今回は、カバーイラストを担当させていただきました。
薄い本歴７年にして、ついに厚い本（ハードカバー）デビューです∠( ﾟωﾟ)／
※やや厚い本も引き続きよろしくお願いいたします！

ちなみにこの絵は、DNAの二重らせんを真上から見た構図になっています。
4塩基を混ぜるとごちゃっとして螺旋に見えないかも…ということで、
奥行きが掴みやすいよう、ATのみを図案化しました。
また、著者である野島先生のご要望により
浮世絵で使われているベロ藍（Prussian blue）がテーマカラーとなりました。

長丁場のお仕事が複数走っているので
なかなかこまめに近況をお知らせ出来ずにおりますが、
梅雨の湿気にへこたれつつも元気で頑張っております∠( ﾟωﾟ)／

さてさて。雑誌にお仕事を掲載していただいたので、そのお知らせです。

１）
関西Walker 5/7発売号からリニューアルされたエンタメコーナーのヘッダー
（作品ピックアップ、映画館上映スケジュール、音楽、ライブ・コンサート、演劇・ステージ）で
アイコンを描かせていただきました＼(^o^)／

※画像をクリックして、大きくなった画像をさらにクリックすると
　かなり大きなアイコン画像が見られます。

２）
岩波書店の月刊誌『科学』６月号の表紙と特集扉に
今年３月に発売された単行本の表紙イラストを掲載していただきました。


今泉みね子さんの単行本
『脱原発から、その先へ 〜ドイツの市民エネルギー革命〜』と合わせて
どうぞご贔屓に！( ´∀`)ノ∀`)ノ∀`)ノ

「人物はこまめに描かないと描けなくなる」というのに未だ懲りず。
描く必要が出てきてから練習するのではさすがに間に合わないので、
特に苦手な全身像を、リハビリと合わせてただいま特訓中です。

ラナンキュラスを描いたつもりが、うっかり雌蕊を忘れました(ヽ´ω`)

ちょうど眠りの浅い時に揺れが来て、飛び起きました。
淡路島と近畿圏の皆様はご無事だったでしょうか？
まさか18年前と同じ時間帯に同じような地震が起こるなんて…
震源付近では、怪我をされた方が結構いらっしゃるようです。
今後の余震にもどうかご注意下さい。

有川浩さんの『県庁おもてなし課』文庫版が、4月5日に発売されました。



なんと、単行本と同じ表紙イラストでございます！ありがとうございます！∠( ﾟωﾟ)／
5月11日から実写版映画も劇場公開となりますので、そりゃもう観に行かなくては！
映画『県庁おもてなし課』公式サイトはこちら→ http://www.omotenashi-movie.com/

ドイツ在住の環境ジャーナリスト、今泉みね子さんの新刊
『脱原発から、その先へ』が3月15日に発売されました。

　

単行本の表紙カバーと章扉のイラストを担当させて頂きました。
毎度おなじみ、このカバーイラストもパノラマ仕様でございます。
今回はドイツの田園風景ということで、メルヘンな雰囲気になりました。
帯や見返しの色も表紙との相性バッチリ！
ひとえに担当編集さんのご尽力の賜物であります∠( ﾟωﾟ)／

ここではご掲載いただいた書籍・雑誌（WEBマガジンを含む）のみをご紹介します。
その他のお仕事については、絵仕事サイトへ。

【著作者名は敬称略】

Book Cover
・『脱原発から、その先へ』今泉みね子（岩波書店／2013年3月15日発売）
・『残される者たちへ』小路幸也（小学館 文庫／2011年10月6日発売）
・『スマート読書入門』まつもとあつし（技術評論社／2011年9月28日発売）
・『ヒポクラテスのため息』福田和代（実業之日本社／2011年9月15日発売）
・『県庁おもてなし課』有川 浩（角川書店／2011年3月28日発売）

Book Illustration
・『パパッと出せる年賀状2013』（翔泳社／2012年）※巻頭特集
・『一番うまい魚の食べ方　明石浜の味』山嵜清張（神戸新聞総合出版センター／2007年）※扉絵

Artwork for Web
・『主夫のトモロー』朱川湊人（NHK出版WEBマガジン／2012年9月7日連載開始）
　※トップページ用イメージカット

Journal Cover
・スルッとKANSAI 『遊びマップ』11・12月号（スルッとKANSAI協議会／2006年）

Journal Illustration
・関西Walker エンターテイメントページ ヘッダーアイコン5種類
（角川マガジンズ／2013年5月7日発売号より）

Books
・科学のとびら53『細胞 基礎から細胞治療まで』 挿絵（東京化学同人）2012年12月発行
・検定教科書／新編物理基礎 コラム挿絵（東京書籍）2012年4月発行
・検定教科書／新編生物基礎 章扉絵（東京書籍）2012年4月発行
・生物学辞典 挿絵（東京化学同人）2010年12月発行

Journal Illustration
・現代化学「セキララかがく」挿絵（東京化学同人）2006年5月号〜現在
・科学 特集「エネルギー転換の合理性」扉絵ほか（岩波書店）2013年6月号
・科学「広辞苑を３倍楽しむ」挿絵（岩波書店）2011年10月号 p.0999

Journal Cover
・Molecular Cell Volume 46, Issue 4 2012年5月25日号 表紙
・日本微生物生態学会 和文誌 2012年３月〜 表紙イラスト＆デザイン
・Plant and Cell Physiology 2010年11月号 表紙
・Soft Matter 2010 Issue 21 裏表紙
・Photochemical & Photobiological Sciences 2010年10月号 表紙
・Trends in Biochemical Sciences 2010年７月号 表紙
・Photochemistry and Photobiology 2010年３/４月号 表紙

Poster
・理研QBiC開所記念国際シンポジウム（2012年11月5〜7日：神戸国際会議場）
・日本微生物生態学会シンポジウム（2011年10月10日：京都大学農学部）　※イラストのみ

Others
・町田泰則先生 定年退官記念イラスト
・黒岩常祥先生 日本学士院入会御祝イラスト
・学位論文用中扉イラスト
・原慶明先生 定年退官記念イラスト
・下村脩先生 ノーベル賞受賞記念イラスト

Artwork for Web
・筑波大学物理工学系 白木研究室website トップページ用イラスト
・鳥取大学工学部 櫻井研究室website ヘッダー用イラスト２種

Talk
・TX Alliance Imaging Symposium 2013（2013年3月19日：筑波大学）
・第34回日本分子生物学会（2011年12月15日：パシフィコ横浜）
　パネルディスカッション『お悩み解決！サイエンスイラスト！描く？頼む？』
・第27回日本微生物生態学会（2011年10月10日：京都大学農学部）
　教育研究部会・日本サイエンスビジュアリゼーション研究会
　共催シンポジウム『サイエンスイラストをセンス良く美しく描く法則』