超夜型人間のうちだでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか( • ̀ω•́ )✧
今日の明け方頃に何気なくTLを見ていたところ、こちらが流れてきました。
この教科書は、『生物を好きになる教科書』を目指しました」ーーイマドキの高校教科書が面白い裏には、やはり編集者の存在がいた!成毛眞さんが教科書の裏側を負うシリーズ。東京書籍を探検! http://t.co/LxVjAK83jy #日経ビジネスオンライン
— yanase hiroichi (@yanabo) 2014, 11月 12
えっ?
成毛 眞さん(@makoto_naruke)の連載コラム、『教科書を追え!成毛探偵社』です。
第一回:「生物」よ、汝はなぜカッコイイのか?
一目ぼれの1冊を訪ねて@東京書籍
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141029/273154/?P=1
第二回:「生物を好きになる教科書」が好きだから
感動の理由が分かった@東京書籍
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141029/273155/?P=1
まさにお世話になった本、お世話になった編集さんのインタビュー記事なので
「なるほど、普段こういうことを考えて作っておられるのか〜」と、とても興味深く拝見しました。
第二回の2ページ目を見るまでは。
何か見たことのあるカタカナ6文字を発見いたしましてですね…。
まさか、日経ビジネスオンラインの記事に名前を載せていただいていたとは夢にも思わず。
大変光栄でございますm(__)m
さて、東書さん繋がりでもう一つ。
先日、東京書籍オリジナルのクリアファイルの見本を頂きました。
問題集などの販促品として、高校の理科の先生方に配られるそうです。
両面仕様で、表側には元素周期表、裏側には動物&植物細胞図が載っています。
私にとっては東京化学同人の『科学のとびら』で描かせていただいた細胞図の、2年越しリベンジ版です。
(科学のとびら記事→ http://wilducchy.seesaa.net/article/304778256.html)
忘れもしません、去年の日本植物学会 in 札幌での懇親会。
卒研時の指導教官の先生に、近況報告を兼ねて科学のとびらをお見せしたところ
「あらー、この小胞体とゴルジ体は動物細胞っぽいわね!(ゝω・)☆」
マジすか( ꒪Д꒪)!!!
そういえば、動物細胞の小胞体とゴルジ体を蛍光色素で染めたデータはあれほど調べたというのに、
“一般的な”植物細胞の小胞体とゴルジ体を蛍光色素で染めたデータは
全然調べてなかったんですよね…あまりの迂闊さに、果てしなく凹みました。
その後、新学術領域『植物細胞壁の情報処理システム』のお仕事で色々な資料を見せていただくなか、
ようやく植物細胞内のオルガネラの一般的な分布パターンを学び、
「いつかあの図を描き直したいー、描き直したいー」とボヤいていたところに
絶好のチャンスを頂いたのが、実は今回のクリアファイル用の細胞図なんです。
“多細胞の中の一細胞”というスタンスで、細胞間にまたがる構造物を出来るだけ含めました。
植物細胞の小胞体・ゴルジ体・原形質連絡あたりが特に、劇的に変わっております。
違いがお分かりになりますか?
Before
↓
After
これでひとまず小胞体とゴルジ体に関しては、かの先生にお許しいただけるものと思います。たぶん。
しかし次からはもっと見やすい図が描けるようになりたいものです。
細胞の模式図、ライフワークの一つにしようと決めたからには頑張りませんと∠( ゚ω゚)/