先日の博物ふぇすてぃばる!4用に描き下した、新作A3ポスターです。
「プルテウス幼生からどうやって稚ウニが出来てるん?」という素朴な疑問を解消すべく、
受精卵から稚ウニまでの発生過程を腹面側から描き、一覧できるように並べました。
「まさかそんな場所から稚ウニが出てくるなんて、予想外でしたわ…」
「あんなに造形の可愛いプルテウスを脱いだ挙句に捨てるなんて…もったいない」という
とても個人的な感想が、この一枚のポスターにたっぷりと詰まっております。
なお、ウニの種類は特定せず、あくまでもモデル図としての作品です。
資料の関係上、ムラサキウニ・アメリカムラサキウニ・バフンウニ・アカウニの4種を
ざっくりと混ぜて割った感じの描写にし、イベントの3日前に完成したこともあって
入稿期限の都合上、骨片と繊毛の描写は省略しました。
大きめの画像は、下のURLからご覧いただけます。
Developmental stages of sea urchin (model)
http://uchidahiroko.com/sea_urchin_developmental_stages.png (full size ver.)
*I drew the anal side of these larvae. Larva’s cilia and skeletons are omitted.
Polarity of egg and direction of larva's body axis
体軸方向については、筑波大学・下田臨海実験センターの谷口俊介先生のご厚意により
事前にチェックをしていただきまして、正確性はバッチリでございます( ✌︎'ω')✌︎
それ以外の図の不備に関しては、ウチダの勉強不足に全面的な非がありますので、
「原腸陥入の位置がちょっと上すぎる」や「なぜ骨片と繊毛を省略したんだ」などの
科学的内容についてのご指摘は、是非この記事のコメント欄へお寄せ下さい(涙