2022年02月10日

セキララかがく全タイトル(2022.1-現在)

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2021年09月06日

2020年02月06日

2019年12月02日

細胞図クリアファイル おまけの塗り絵ダウンロード

いきもにあ2019にお越し下さった方、グッズをお買い上げくださった皆様、
今年も本当にありがとうございました。

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イベント会期中に在庫を切らしてしまった、細胞図クリアファイルのおまけの塗り絵をPDFにて無料配布いたしますので、ご希望の方は以下のURLよりダウンロードをお願いいたします。解像度を高めにしたので、ファイルサイズは6MBちょっとあります。
http://uchidahiroko.com/cellimage_coloring.pdf


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2019年11月15日

今年もいきもにあに出展します

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いきもにあ2019、今年は11月30日(土)〜12月1日(日)の開催です。
ブース番号は【H-174】、屋号は【生物学画舫】でございます。
基礎生物学ジャンルのグッズ販売とサンプル展示を行ないますので、
お近くの方は是非遊びにいらして下さい。
今年はいくつか新作があります!
皆様のお越しをお待ちしておりまーす。

2019年11月30日(土)〜12月1日(日)神戸サンボーホール
〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-32
※ポートライナー「貿易センター」駅を降りてすぐです。
https://www.equimonia.net/


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2019年04月25日

『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』

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みんなだいすき『たくさんのふしぎ』(福音館書店)の2019年6月号がまもなく発売ですが、今回は、超絶技巧による美麗な珪藻プレパラートを作製されているミクロワールドサービス(MWS)の奥 修(おく おさむ)さんの珪藻特集です。

 たくさんのふしぎ(福音館書店) https://www.fukuinkan.co.jp/maga/detail_fushigi/
 MWSホームページ https://micro.sakura.ne.jp/mws/

MWSの珪藻プレパラートは、観賞用・教育用の標本として、また専門家向けの顕微鏡の性能検査用として絶大な人気があり、Twitter等でしばしば愛用者の方々の美しい解像写真を拝見することができます。2018年1月4日放映のNHK総合『所さん!大変ですよ』でご覧になった方も多いのではないでしょうか。

うちの先生がいち早く入手されていたので、私もご相伴に与りましたが、既刊の珪藻美術館(2015年, 旬報社/絶版)より判型が大きく、とても見応えがあります。特に33ページと34ページ下側の写真は、A2ポスターにして額に入れ、居間や玄関に飾りたい美しさです。身近にこんな繊細で美しい生き物がいるのかと、改めて驚きます。

イラストレーターとして注目するのは、写真の背景である黒の濃さ。著者ご自身の入念な色校正と、美術印刷に強い印刷会社さんの技術力の高さが本当に素晴らしいんです。黒をより黒く表現するのは結構難しく、PC上でいくらデータを処理しようとも出力面での限界があり、実際の出力物としてリッチブラックを手に入れるために、私もしょっちゅう悩んでいます。オフセット印刷の場合、一般的なCMYKの4色印刷機でリッチブラックを刷ろうと思うと、インク総量が多すぎて印刷面がなかなか乾かなくなり、重なりあった紙同士が汚れてしまうので、インク総量400%で入稿しようとすると通常はどこの印刷会社さんにも断られます。枚数が少ないのならば、家庭用/業務用インクジェットプリンター(顔料インク)を使って、インク総量400%のリッチブラックを力技で出すことも出来ますが、ページ数も部数も多い出版物であれほどの濃い黒が綺麗に印刷されているというのは、ひとえに著者と出版社の気合いの賜物です。

それから個人的には、6〜29ページの手法解説が超イチオシです。「どうやってあのプレパラートを作っているの?」という人向けに、作製手順を詳しく紹介されています。透過型電顕をやってらっしゃる人にはお馴染みの、まつげ&まゆげペンも登場しますよ。(卒研の時、ガラスナイフのボートの水面に浮かべた超薄切片を整列させるのに私も使ってました。)

※※※ amazonと楽天ブックスにて予約受付中です。全国の書店店頭でも要チェック! ※※※

『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』
(たくさんのふしぎ2019年6月号)

 奥 修(おく おさむ)/文・写真
 発行/福音館書店, 48ページ, 770円(税込)


amazon
楽天ブックス
ご予約はこちら↑から是非。(※アフィリエイトのリンクではありません)


posted by ucchy at 13:39| Comment(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

2018年11月17日

単行本『変化球男子』

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M・G・ヘネシーさん著、スフェイ・R・モンスターさん絵、杉田七重さん訳の
『変化球男子』(すずき出版)の表紙&扉絵を担当しました。
12歳が直面した、ジェンダー・アイデンティティを巡る物語です。
http://www.suzuki-syuppan.co.jp/script/detail.php?id=1050023669

My new artwork, Japanese edition of The Other Boy (author:@mg_hennessey, illustrator:@sfemonster, translator:Nanae Sugita) is now on sale! I hope this story will help kids suffering from troubles about gender identities, and people around them trying to support them.

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版元ドットコムさんの作品紹介がとても秀逸なので、ご紹介しましょう。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784790233435 (2018年9月4日)
LGBTの子どもが生き方を選ぶとき、両親の理解とサポート、医学的アプローチや精神的なケア、理解者の存在、そして友だちの存在が不可欠です。それらがきちんと描かれ、ドラマを創り出していることは、この作品の大きな魅力です。「希望」を感じるラストは、読者の共感を得て、LGBT理解の一助になると信じています。

一生物学徒として「同一種の生物において個体差というものは意外に大きく、共通性を見出す学問としての生物学にさえ例外が付き物で、世の中には色んな生き物がいる」という考えが染み付いているせいか、私にとってのジェンダー・アイデンティティとは、あくまでも「ヒトという生物種が膨大に持っている表現型のうちの一つ」でしかありません。一方で「私は何者か?」という、自我の芽生えとともに抱えてきたであろう哲学的な問いへの、答えの一つを担うものだとも理解しています。

自分と異なる性質をもつ人を受け入れることは必ずしも自然な行為ではなく、特に同質性・同調性を重んじようとする人にとっては、相当な努力が必要になるだろうと思います。私にも何かしらに対しての差別意識があり、それに付随するマイナス感情は、なけなしの知性と理性でもって極力排除しなければならないという危機感をしばしば覚えます。己の持つ偏見、先入観、生理的嫌悪感、その他脳裏に飛び交うありとあらゆるものを抑制して理性的に人や物事と向き合うことはなかなかに難しく、努力の甲斐なく受け止められなかったものが過去に沢山ありました。ただ、(共感や同情の伴った理解ができなくても)もしその存在を容認することができたなら、その時はきっとお互い上手く共存できるんじゃなかろうかという期待も、自分自身の中には確かにあるのです。

『変化球男子』に登場する人々を通じて、ジェンダー・アイデンティティに対する自分のスタンスを改めて意識される方もいらっしゃるでしょう。表紙でこちらに背を向けた彼の、投げるボールをしっかりと受け止めてくれる人が増えますように。


posted by ucchy at 01:45| Comment(0) | イラストのお仕事【一般】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする